テレビコマーシャルで最近よく見かける、コードレス掃除機。
興味はあるけど、あの有名メーカーの掃除機は高価でちょっと…。
そんな方も多いと思います。
そこでこの記事では、ネットでよく見かけるお手頃価格の製品
orage(オラージュ)というブランドの掃除機についてのレビューをご紹介します。
1.コードレス掃除機はオッサンにもおススメ
2.orage s20proはコスパ最高、オッサンにもお手軽掃除機
3.orage s20proの吸引力と使用感と意外な利点
4.orage s20proの見落とされがちな使用上の注意
5.布団掃除はダイソンよりもダイソー??(おまけ記事)
6.【結論】orageは買い‼お薦めの機種は
コードレス掃除機はオッサンにもおススメ
このご時世リモートだの自宅待機だの、
何かと家にいる時間が長くなった諸兄も多いのではないでしょうか。
そして私のようなシニア世代はそろそろ第一線を退き、家で邪魔者扱いされる日々。
頼りにされたいと常々思いながら、
何をすれば役に立つのかわからないという方もいらっしゃるでしょう。
しかし「家事はちょっとなぁ」なんて言ってられない時代です。
職場の同僚に以前、「炊飯器の使い方も知らないし、洗濯機なんて触ったこともない」
というオッサンがいました。
そいつ、妻には逃げられ、職場の女子からも総すかんを食ってました。
家のことに関心がなく何もできない男って、
普段の言動や仕事にも「できる男」との違いがあるということなのでしょう。
「家でも役に立つ男になろう」ということで、この記事はとりあえずお掃除のススメ。
まさか「家では掃除機を使ったことがない」なんてオジサンはいないでしょうね?

キャニスター型掃除機
掃除機なんて扱いは簡単なのですが、これがけっこう面倒臭い。
ホースやノズルをセットして、コードを引っ張り出してコンセントにさす。
そうやって掃除を始めると
「あら、珍しいわねー。こっちの部屋もお願い」とか奥さんに言われて移動。
コンセントの位置を変えて、本体をゴロゴロと引きずって別の部屋へ。
途中、スリッパに引っかかってダダをこねたり、
無理やり引っ張ると機嫌を損ねて仰向けになる掃除機くん。
めったに世話しない飼い犬よりもタチが悪い。。。
結果「二度と掃除なんかせん!」となる。
多くの家庭で使われている「キャニスター型」と呼ばれる掃除機では、
使い慣れないオッサンにはしばしばこういう現象が起こります。
そこでおススメしたいのが、コードレス掃除機。CMでも最近よく見ると思います。
「ああ、あれかー」
コードレス掃除機と言えば、まずは誰もがイメージするのはダイ○ンでしょう。
きっと素晴らしい掃除機なんだと思います。
使ったことないから知らんけど。
問題はその値段。
ピンからキリまであるとは言え、10万円を超えるものも多くあるようです。
量販店の店員さんの話では、7〜10万円の機種が人気なのだそうです。
金銭感覚は人それぞれでしょうが、私のような小市民にとってはダ○ソンは高嶺の花です。
orage s20proはコスパ最高、オッサンにもお手軽掃除機
私のように「ダ○ソンは高嶺の花」という方におススメなコードレス掃除機があります。
Amazonや楽天市場、Yahooショッピングでよく見かける、
「orage(オラージュ)」というブランドの掃除機です。
価格は約1万円~2万円で、しかも豪華なオプション品もセット。
こういう製品って、ちょっと怪しげな外国製では?と、心配になりますよね。
しかし「Orage」は大阪市にあるフュージョンマーケティング株式会社が販売するブランドです。
製造は中国のようですが、企画や販売は日本の会社というのが重要。
この会社は健康食品やおもちゃなど、様々な商品を扱う日本の会社。
私は以前、うっかり海外の通販会社から買い物をしてしまったことがあります。
ちょっと心配なことがあったので、その会社に問い合わせると
「伊野上」という担当者から、おかしな日本語で回答メッセージが届きました。
フュージョンマーケティング株式会社はそのようなことはありませんし、
製品の取扱説明書もちゃんとした日本語で、分かりやすいものでした。
日本の会社なのですから当然と言えば、当然ですが。
しかもこの会社、ダイソンコードレス掃除機も取り扱っており、
その修理にも対応しているようです。
つまり「Orageコードレス掃除機」は、
ダイソンを熟知した会社が販売する掃除機と言えそうです。

orage s20pro
orage s20proの価格は9,980円(2022/5現在 楽天市場調べ)。
このお手軽価格でそこそこの性能。
更に吸引力を求めるなら、もう少し上位機種を選ぶという選択肢もあります。
そのハイエンドモデル、orage X80でも価格は16,900円です。
しかし私の個人的な感想ですが、
初めてコードレス掃除機を使ってみた最大の感想は吸引力よりもその手軽さ。
思いついた時に思いついた場所を、ささっと気軽に掃除するようになりました。
ゴミがなくなっているかどうかより、掃除機をかけるとという行為それだけで
部屋のエネルギーが浄化されたような気がして気分が上がるのです。
強い吸引力でどれだけゴミを吸い取るかより、
掃除の回数が増えるという意外な効果がありました。
妻も同じ感想だったようですし、
実際に彼女が掃除機を持っている姿を頻繁に見るようになりました。
とにかく「お掃除が楽しくなる」のです。
orage s20proの吸引力と使用感と意外な利点
ローコストモデルであるorage s20pro。
その吸引力や使用感はどうなのか。
「orage s20proの意外な利点」はお掃除が楽しくなって、その回数が増えること。
圧倒的な吸引力がなくても、それまでよりも部屋がきれいになるのは当然です。
しかしローコストモデルとは言え、orage s20proの吸引力も侮れません。
「なんだこの写真は?」と思われるでしょうね。
これは6畳の部屋と10畳ほどのキッチンを、1日開けて掃除したゴミの量のイメージです。
orage s20proで5分ほど掃除した結果です。
さすがに実際の画像は見るに堪えないものがあるので、ティッシュでその量を表してみました。
この綿状のゴミの他に、紙屑や食べこぼしなども取れています。
「我が家って、こんなに汚いの?」と嘆くより、Orageくんを褒めてあげたいです。
そして意外と重宝なのが、フロアヘッドに付いているLEDライト。
暗闇で掃除するには中途半端な光量だし、購入当初は必要ないのではと思いました。
しかしこれが意外と便利なのです。
テーブルなどの家具の影になった床とか、机の下の掃除に威力を発揮してくれます。
上の写真はちょっと「びみょ~」な写りで申し訳ございません。
でも本当に意外なほど役に立ってます。
本体は1.2Kgという超軽量設計。
エアコンなど、高い場所の掃除にも適していると言えるでしょう。
バッテリー容量も申し分なく、カタログ上では標準モードで35分となっています。
うちは3DKのマンションですが、部屋中全て掃除しても時間的には充分。
強モードでの持続時間は、カタログ上では18分となっています。
しかし強モードは部分的に使うもので、強モードでの連続使用はおススメ出来ません。
そのことについては後述します。
orage s20proの見落とされがちな使用上の注意
「使用上の注意」に関しては、お恥ずかしい話ですが私の失敗談です。
「見落とされがちな」と見出しには書きましたが、私だけのことかも知れません。
取扱説明書をちゃんと読めば、失敗はなかったかも知れません。
しかし読んでいたとしても、それを軽視してあまり気にしなかったと思います。
取扱説明書には次のようなことが明記されてありました。
・充電が終わりましたら、可能な限り、充電アダプターを抜いてください。
・残量ゼロになるまで使い切らず、早めに継ぎ足し充電をしてください。
・常に強モードで利用されるとバッテリーの消耗が激しくなります。
強モード(MAXモード)は部分的にご利用ください。
以上は「バッテリーを長持ちさせる」ための注意書きです。
先ずは我が家のOrageくんに何が起こったかお話しますね。
購入して半年も経たない頃、急に運転時間が短くなってしまいました。
それは日に日に酷くなり、ついにたっぷり充電しても30秒ほどで止まってしまいました。
ネットで調べて、あれこれバッテリーの復活を試みましたが効果なし。
せっかくお掃除が楽しくなってきたのに、夫婦共々テンションはダダ下がり。
それまではお気に入りだったOrageくんでしたが、
無駄な買い物をしてしまったと、嫌悪感すら感じるまでになってしまいました。
30秒しかバッテリーが持たないコードレス掃除機なんて、ほとんど使い物になりません。
他社製品に買い替えることも考えましたが、
こんなに早く不具合が出るのは納得出来ませんでした。
保証対象なのかどうかも含めて、通販サイトではなくメーカーに問い合わせてみました。
問い合わせたのは妻ですが。
こういう問い合わせを私がすると、
しばしばブチ切れて電話を叩き切るので何の解決にもならないならないからです(笑)
その結果は次の通りです。
1.バッテリーが持たなくなったのは、私たちの使い方に問題があった。
2.製品は2年保証が付いているが、こちらの使い方に問題があったことと、
バッテリーは消耗品だということで保証の対象外。
3.購入後間もないため、バッテリー割引期間中だった。
以上のことを丁寧に説明を受けて納得した妻は、バッテリーを購入しました。
私たちは常時「強モード」で掃除していたのです。
そして使った後は、充電器につけっぱにしていました。
特に「強モード」の多用が悪かったようです。
割引特典で購入したバッテリーは3,500円(購入当時の定価は5,500円)。
買い替えるよりはずっと安上がりでした。
バッテリーを買い替えてからは、以下のことに注意して使っています。
1.通常モードで使用し、「強モード」を多用しない。
2.バッテリーが切れるまで使い切らない。
3.長時間充電したまま放置しない。
以上の注意点のうち「3」についてですが、
充電が完了したと思われる時間に充電器から本体を外したり
充電器のコード抜いたりするのは面倒ですよね。
そこで私はスイッチ付テーブルタップを使って充電の管理をしています。
充電が完了したと思われる適当な時間になったら、
スイッチ付テーブルタップ側で「切る」のです。
バッテリーを買い替えてから4年余り(2024/6現在)になりますが、
バッテリーに関してはまったく問題ありません。
容量切れになるまで使用していないので、どれくらい持つのかは正直なところ不明です。
しかし3部屋程度なら、余裕で掃除できるだけの持続時間はあります。
以上の3点に注意すれば、バッテリーは長持ちすると言えそうです。
ただしバッテリーは消耗品。
使用方法や使用頻度で違うとは思いますが、あのダイソンの掃除機でも
「3年で2回バッテリーを買い替えた」というレビューも見かけました。
半永久的に使えるものではないと、割り切った方がいいかも知れません。
布団掃除はダイソンよりもダイソー??
orage s20proには「ミニパワフルヘッド」という付属品も付いています。
テーブルやソファーなどの掃除に使用するもので、カタログでは布団掃除もOKと謳っています。
しかしこれは布団掃除専用ではありません。
私が使用した感じでは、「布団掃除にも使用出来る」と言った程度。
布団掃除なら超オススメのノズルがあります。

掃除機ノズル(布団用)by DAISO
このノズルはOrage専用ではなく、家庭用ならどのタイプの掃除機にも装着可能です。
価格は100円(税別)!
売っているのは、ダイソーです。
ただし大きな店舗に行かないと見つからないかも知れません。
私もこのノズルをGETするまでに、DAISOを3店舗ほど回りました。
布団の掃除は絶対に頻繁にした方がいいです。
その理由は、このダイソーのノズルを使って掃除してみればわかります。
掃除機のゴミを捨てて空にしてから、布団掃除をしてみてください。
吸い取ったものを見てみると。。。
きっと誰もが「ぎょえ〜」と声を出して驚くでしょう。
「な、なんじゃコレー?!」
私も「ぎょえ~」のあとに叫びました。
画像を載せることも、詳しく描写することも控えさせていただきます。
なんだか白っぽいおぞましいゴミが、驚くほどわんさか取れてたりします。
仮にこのゴミを「⊆★§Φ」と呼ぶことにします。
このおぞましい「⊆★§Φ」は、最初はダニの死骸かと思いました。
しかし、それにしては量が多過ぎる。
いろいろ調べてみると、どうやら古い角質のようです。
なので、足のあたりの量が多いようです。
要は自分の体に着いていたものなのですが、
この「⊆★§Φ」は見るからに「ぎょえ〜」なのです。
こんなものといっしょに、毎晩寝ているかと思うとゾッとするのですよ。
なので外干しや布団乾燥機とともに、布団の掃除は絶対に頻繁にした方がいいです。
ところでこのダイソーのノズル、ゴミだけ吸い取って布は吸い込まない構造になっています。
布団の掃除だけでなく、ハンガーにかけた服やカーテンの掃除にも使えます。
※【参考】お近くにDAISOがない場合はこちらもおススメ
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【結論】orageは買い‼お薦めの機種は
いろいろお伝えし過ぎて、最後にはダイソーのノズルのご紹介までしてしまいました。
【結論】orage c20proはコードレス掃除機デビューにイチオシです。
ダイソンを熟知した日本の会社の製品ですし、部品別売りも充実。
こんなに良い製品だと最初から知っていたら、ハイモデルであるorage s60か
ハイエンドモデルのorage X80を買っていたかも知れません。
その違いは「吸引力」です。
ミドルモデルのorage c33でもc20proの2倍の吸引力。
そしてorage製品はバッテリーやフィルターなどの消耗品だけでなく
ヘッドやホース、更に本体とホースなどをつなぐ部分の「爪」まで別売りされています。
誤って部品等を破損させてしまっても安心ですね。
こういう対応をしていただくと、安心して長く使える製品だと言えそうです。
問題は本体の耐久性ですが、とりあえずこの1年半、何の問題もありません。
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