けっこう長く神社巡りをし、写真をたくさん撮っていますが
こういうアングルで撮ることは今までありませんでした。
しかし、カムカムエヴリバディファンの方なら
きっとご納得いただけるアングルなのではないでしょうか。
とうとう「カムカムエヴリバディ」が終わってしまいました。
欠かさず観ていた方は「カムカムロス」に陥っているかも知れません。
こんなに話題になってたのなら、
観ておけば良かったと後悔している方もいらっしゃるかも知れません。
この記事では後悔している方はもちろん、観ていた方には新たな楽しみ方を添えて、
「カムカムエヴリバディ」を再度視聴する方法などを提供させていただきます。
私はこの30年、多くの朝ドラを観ています。
「カムカムエヴリバディ」は、その中でも思い出に残る作品と言えそうです。
番組のロケ地を訪れたのも、この「カムカムエヴリバディ」が初めてでした。
しかし調べてみると、平均視聴率は17%ちょっとだとか。
直近の何作かと比べても、決して高い方ではなかったようです。
しかしスマホを見ていてもパソコンでインターネットを開いても、
「カムカムエヴリバディ」に関する情報やニュースが目につきました。
最終回を終えた今でも、それは続いています。
これは私個人向けに見せられているAIの成せる技？
いえいえ、必ずしもそうではないと思います。
仕事中、ほとんど聴きっぱにしているFMラジオ。
その局の複数の番組でも、毎日のようにこの朝ドラのことが話題になっていました。
「カムカムエヴリバディ」には視聴率には表せない魅力があったのかも知れません。
この記事の概要は以下の通りです。
1. カムカムエヴリバディの神社はどこ？
2.神社以外のロケ地や雉真繊維について
3.気づかなかったかも？小ネタについて
4.もう一度「カムカムエヴリバディ」を観よう
5.iPhoneじゃなくて、大画面で観よう
６．番組で話されていた「岡山弁」について
これから「カムカムエヴリバディ」を観ようという方、
そして再度見直そうという方もいらっしゃるでしょう。
以下の記事にはネタバレも含みますが、みなさんのお愉しみのために
最小限のキーワードだけにとどめておきます。
１．カムカムエヴリバディの神社はどこ？
安子（上白石萌音）が生まれ育った家は、
岡山の朝丘商店街にある「たちばな」という和菓子屋。
その近くにある神社が「朝丘神社」という設定でした。
商店街は実際にある「表町商店街」がモデルだと思います。
ひなた（川栄李奈）がアニー・ヒラカワ（＝安子）（森山良子）を背負うシーンなどで
表町商店街の「栄町」あたりがロケ地になっていたようです。
「表町商店街」の場所については後述します。
大城神社・拝殿と本殿
主人公が安子だった頃、よくこの神社のシーンがありました。
雉真繊維の長男、雉真稔（松村北斗）との結婚が決まったのもこの神社でした。
その後も「るい（深津絵里）編」が里帰りした時や
安子（アニー・ヒラカワ）と勇ちゃん（目黒祐樹）が参拝するシーンなど
全編に渡ってしばしば重要な場面で使われたロケ地です。
大城神社・鳥居
ロケ地となった神社は「大城神社（おおぎじんじゃ）」という滋賀県にある神社です。
神社マニアの私から見ても、なかなかの神社。
ドラマでもよく映っていたこの鳥居ですが、
足（柱）が長く、背が高いのが特徴です。
さほど広い境内ではありませんが、
随所に「さすがは近江商人発祥の地」と思わせる境内でした。
私が参拝したのは11月の終わり（2021）。
「今までは氏子さんがたまーに来るくらいだったけど
最近は全国から参拝者が来られるのできれいにしなくちゃならなくて大変！」
境内を掃き掃除していたおじさん（今から思えばご神職だったかも）が
うれしそうな悲鳴をあげておられました。
大城神社・拝殿
■大城神社（おおぎじんじゃ）
滋賀県東近江市五個荘金堂町66
周辺に駐車できるスペースはありますが、専用駐車場は見当たりませんでした。
観光地でもありませんし、ご近所のご迷惑にならぬよう
行かれる際はマナーを守った参拝をお願い致します。
御朱印は鳥居前のお宅で準備されているとのことでしたが
御朱印帳への押印や御守などの授与品については、現在のところ「無い」と思ってください。
とは言え参拝日は2021年11月28日。
参拝者が増えて、現在は状況が変わっているかも知れません。
なお、近くには安子の時代の岡山駅のシーンに使われたロケ地もあります。
２．神社以外のロケ地について
■安子時代の岡山駅
滋賀県犬上郡豊郷町石畑518
2016年の朝ドラ「べっぴんさん」の女学校のシーンにも使われたそうです。
■朝丘町商店街
安子時代の商店街はセットだと思いますが、るいやひなたの時代は
実際に岡山にある表町商店街。岡山で最も賑やかな商店街です。
映っていた看板などから推察すると
天満屋（デパート）の南、「栄町」エリアの南部あたりだと思います。
アクセスは「天満屋バスステーション」下車が最も便利。
■クリスマスパーティー会場
安子時代の「進駐軍オフィス」
るい、ひなた時代のクリスマスジャズライブ会場。
こちらも岡山市にあります。
岡山県総合グラウンドにある、岡山県総合グラウンドクラブという建物。
岡山市北区いずみ町
そのほか岡山では、映っていたお城は「烏城」とも呼ばれる岡山城。
隣接して「日本三大庭園」のひとつ、後楽園があります。
映っていた石垣なども、もちろん岡山城のものです。
安子が稔と自転車の練習をしたのも、近くの旭川河川敷がロケ地だそうです。
■雉真邸外観
最初にここが映ったのは、安子がおはぎを配達したときのシーンでしょうか。
その後、安子がるいを連れて大阪から戻るシーンや
るいがひなたたちを連れて里帰りするシーンなど
しばしば画面に出てきた雉真邸の正面玄関。
ここは残念ながら岡山ではなく、大阪南部にある「旧杉山家住宅」です。
大阪府富田林市富田林町14-31
ところでこの「雉真（きじま）」という苗字ですが、あまり聞いたことがありません。
繊維工場、雉真繊維を経営しているので、
「児島（こじま）」からイメージしたものでしょうか。
児島はジーンズの街として知られる繊維の街です。
昔は足袋や学生服の製造も盛んだったそうなので、まさに「雉真繊維」そのものですね。
有名な「カンコー（菅公）学生服」もこの児島が発祥の地だそうです。
ただ、足袋を作っていた「トンボ学生服」も雉真繊維のモデルかも知れません。
雉真家はドラマでは「朝丘町商店街」に近い場所のようですが
児島は岡山市ではなく、倉敷市にあります。
その他、るいと錠一郎が「アベック！」と呼ばれた公園（尼崎市・西田能公園）や
るいと一子のダブルデートの海岸は淡路島の吹上浜
るいが大阪に移って済んだクリーニング店の近くの街並みは
和歌山にあるポルトヨーロッパなのだそうです。
全て訪問するのはたいへんそうですね。
「カムカム聖地」に行くとすれば、岡山か滋賀に絞るのがいいかも知れません。
せっかくなので、岡山と滋賀のスイーツをご紹介しておきます。
大城神社や豊郷小学校旧校舎群のある湖東なら
「ラ コリーナ近江八幡」をおススメします。
ラ コリーナ近江八幡
「たねや」さんという和菓子屋のフラッグシップ店で、カフェやフードコート等も充実。和菓子のお店ですが、なぜかここはバームクーヘンが超人気。私が行ったときも、バームクーヘンの売り場には長蛇の列ができていました。
岡山なら「大手まんぢゅう」をおススメします。
すみません。画像はありません。
少し前までは直営店と天満屋系のお店でしか買えませんでした。
最近は「駅ナカ」でも売っているようですが、売り場は少ないようです。
そのため岡山のおみやげとしては、認知度は低いかも知れません。
しかし、郊外にある天満屋ハピータウンなどでは午前中に売り切れたこともある人気商品。
地元の人に愛されている和菓子なんです。
ロケ地訪問ついでなら「表町商店街」の真ん中にある天満屋（デパート）が便利。
３．気づかなかったかも？小ネタについて
「カムエヴリバディ」の魅力は、なんと言っても張り巡らされた伏線と
その回収のすばらしさではなかったでしょうか。
最終週、最終話の大団円は圧巻でしたね。
ひなたが担当した「ラジオ英会話講座」のパートナー、ウィリアム（城田優）が
実はひなたが子供の頃の初恋の人、ビリーだったこと。
この壮大で意外な伏線回収は感動ものでした。
ただし、この時のひなたの年齢が６０歳くらいだということを考えると
ちょっとびみょうですが…。
そしてお気付きになったでしょうか？各所に散りばめられた「小ネタ」の数々。
最後の最後になってチラッと登場して驚かされたのが
野田一子（市川実日子）の夫。
一子よりも背が低いその旦那さんは、なんと「コワモテの田中」（徳井優）。
私たちの世代では、「引越しのサカイ」のCMの人というイメージ。
この「コワモテの田中」の登場は４度、
「安子編」では安子の兄、算太（濱田岳）を追う借金取り、
「るい編」ではクリーニング店にやってきたクレーマー、
そして「ひなた編」では回転焼き屋の前を通るアフロヘアーの通行人として。
４度目の一子の夫としての「コワモテの田中」登場に、
「やられた！」という視聴者も多かったとか。
一瞬だけ映ったアイテムにも、ネットで話題になったものがあります。
それは電化製品。
「るい編」のクリーニング店にあったラジオ。
「ひなた編」で、桃太郎が盗んだCDプレイヤーと大月家のテレビ。
これらのメーカーのロゴが、聖飢魔Ⅱのメンバーにちなんだものと言われています。
そしてジャズ喫茶の支配人が小暮（近藤芳正）です（デーモン小暮にちなんだ？）。
細かいところでは、るいたちがダブルデートした時のトミー（早乙女太一）の車。
チラッと映ったナンバープレートは「10-31」（トミー）でした。
4/5の放送では、ひなたのインタビュー記事が掲載された雑誌が映りました。
一瞬ですが、その隣のページに見えたのは元恋人・五十嵐（本郷奏多）の写真。
隣合わせで掲載されていたという設定でした。
探せばほかにもいろいろ「小ネタ」がブッ込まれているかも知れません。
他には「昭和の京都のシーンにプリウスが走ってた」とのマニアックな指摘も。
4.もう一度「カムカムエヴリバディ」を観よう
NHKには「見逃し配信」の「NHK＋」と言うサービスがあります。
しかしこれは１週間前のものしか見られないようです。
NHKの「見逃し配信」なら、おススメはU-ＮＥＸＴです。
今なら「３１日間無料トライアル」があります。
週末や連休をうまく利用すれば、31日間の無料期間中に
「カムエヴリバディ」全１１２話の視聴も可能ですよね。
１話１５分の放送ですから、１日４話ずつ観ても余裕ですね。
私はこのU-NEXTの無料トライアルを利用して、
見逃した「鎌倉殿の１３人」の１話と２話を観ました。
しかもスマホではなく、自宅のテレビの大画面で。
5.iPhoneじゃなくて、大画面で観よう
U-NEXTでの見逃し配信もそうですが、
みなさんが普段よく利用しているYoutubeなどの動画を
TVの大画面で観ることができたらって思ったことありませんか？
最新のテレビにはYoutubeを観られる機能がついているものもあります。
しかし全ての配信サービスが利用できるわけではありません。
実はスマホの画面の画像や動画を、テレビで楽しむ方法は簡単です。
ここでは私が実際に利用している、iPhoneでの視聴方法をご紹介します。
テレビ側にHDMI端子の空きがあることが条件です。
準備するものは２つ。
Lighitning Degital AV Adapter
１つはライトニングアダプター。
iPhoneとテレビなどのモニターと接続を可能にするアダプターです。
安価なものも売られていますが、Youtubeしか利用できないなど
利用範囲が限定的なものもあるので、Apple社の純正品を買いましょう。
準備するもののもうひとつは、HDMIケーブルです。
ライトニングアダプターとテレビとをつなぐケーブルです。
量販店などで簡単にGETできます。
ケーブルの長さはTVと観る位置の距離を考えて購入しましょう。
ちなみに我が家では１．５ｍで少し足らない感じでした。
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Youtubeや動画配信サービスなど、スマホ画面の動画がTVなどで楽しめます。このアダプターとHDMIケーブルがあれば、
今までスマホでしか観られなかったライブや映画の動画が
TVの大画面で楽しめるってワクワクしますよね。
６．番組で話されていた「岡山弁」について
テレビドラマなどのシーンで、ご当地の方言が使われることがありますね。
それが自分の故郷の言葉だったら、親近感を感じるものです。
しかし「違和感」を感じたこともあると思います。
特に京都弁や大阪弁などの関西弁に関しては、しばしば違和感を感じています。
これは間違った演出や関西弁の認識不足ではないそうです。
実際に使われている関西弁と、
地方に住んでいる方の関西弁へのイメージは違うのだそうです。
テレビドラマなどで使われる関西弁は、後者を重視しているそうです。
そして「カムエヴリバディ」で話されていた岡山弁。
私はルーツは京都で４０年ほど大阪に住んでいますが、
高校生までは岡山で育ちました。
「カムエヴリバディ」で話されていた岡山弁はほぼ完ぺきだと感じました。
違和感を感じたのは１か所だけです。
「安子編」で交わされていた「おはようございます」のアクセント。
番組では「おはようございます」の
「は」にアクセントが置かれて発音されていました。
しかし、それはちょっと違うと思います。
「おはようございます」の発音は標準語と同じだと思います。
ただし、「おはよ」と言う簡略型の挨拶では
「は」にアクセントを置く人もいたように記憶しています。
それ以外は見事なまでの岡山弁であったと思います。
岡山の実家の父も「カムエヴリバディ」での岡山弁について
「ありゃぁ、完ぺきじゃ」と言っていました。
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