母の日・父の日まとめてプレゼントはいかが?敬老の日にも最適!!

母の日

 

母の日

 

 

今年(2022年)の母の日は5月8日でした。

例年よりも早かったので、うっかりプレゼントを忘れた人もいるかも知れませんね。

私は毎年ギリギリになってプレゼントを探し始めるので、こういう年は要注意です。

過去には間に合わないと思って、あきらめたりした年もありました。

ギリギリ過ぎて、適当にちゃちゃっとネットでポチッたこともありました。

お母さん、ごめんなさい。

 

1.母の日・父の日まとめてプレゼントのススメ

 

さて母の日のプレゼントを贈りそびれた方々に朗報です。

安直ですが、父の日と「セット」でプレゼントを贈るというのはいかがでしょうか。

お揃いのものを贈るとか、「夫婦〇〇」みたいなものをプレゼントするのです。

母の日に比べて少し影が薄い感のある父の日。

これを機会に「父の日のプレゼント」を始めるきっかけにもなります。

しかし「お揃い」と言えば「ペアルック」とか?

いやいやいや、若い夫婦ならまだしも

50代以上の両親にペアルックの何かを贈るのはどうかと思いますよね。

「夫婦〇〇」と言えば、夫婦茶碗とか夫婦湯呑くらいしか思い浮かびません。

しかしそういうものって多くの夫婦が貰い物などで持っていて、

みずやの奥にしまい込んでたりします。

 

 

 

そしてネットでよく見かけるのは名前入りとか、メッセージ入りのもの。

こういうものって実は贈る側の自己満足で、もらった側は迷惑だったりします。

それに茶碗とか湯呑とか、マグカップってみんなそれぞれ好みだってあるでしょう。

一歩間違えると「もらって迷惑」な夫婦ペア。

 

2.若狭塗り箸(夫婦箸)のススメ

 

でもあえてその「夫婦〇〇」でおススメしたいのが「夫婦箸」です。

お箸って毎日使うものなのに、意外とデザインや形にこだわる人は少ないようです。

私も以前はそうでした。

「今日はお箸を買いに行くんだー」とか

「そろそろ今のお箸に飽きたから、素敵なお箸を探しに行こう」

 

なんて会話あまり聞いたこともないし、言ったこともないのでは?

茶碗や湯呑なら、誰でも何かしらの銘柄を思い浮かべる事が出来ます。

例えば「有田焼」とか「九谷焼」とか…。

でもお箸はどうでしょうか?

名産地とかブランド的なものをご存知の方は少ないのではないでしょうか。

私も20年ほど前までは、お箸の生産地のことなど全く知りませんでした。

 

3.若狭塗り箸とは

 

この記事でご紹介するのは、福井県小浜市で作られている「若狭塗箸」です。

塗り箸のなんと80%以上が小浜市で作られているそうです。

そのことはあまり知られていません。

その理由は木地作りから塗りまでを小浜で行っても、

最終工程をした地域が生産地とされるからだとか。

小浜市は私の母の里なのですが、若狭塗箸のことを知ったのは40歳を超えてからのこと。

子供の頃に祖父母の家に行くと「きれいな模様のお箸があるなぁ」とは思っていました。

でもそれらが小浜の名産品であることは、ずっと知らなかったのです。

若狭塗箸は漆を何度も重ね塗りする「塗り込み」や、

つやを出す「磨き」など10以上の工程があるそうです。

それらは全て職人さんによる手作業で行われます。

そしてその模様はアワビや卵の殻などを使った独特のもの。

ちょっと古い話で申し訳ないのですが、

2007年後期の朝ドラ「ちりとてちん」を覚えていらっしゃるでしょうか。

その主人公・喜代美(貫地谷しほり)は、小浜の塗箸職人の娘。

物語の前半は小浜が舞台となっていました。

 

 

子供の頃、祖父母の家で見たお箸はこういうデザインのものでした。

若狭塗箸の特徴は美しい海底をイメージさせる模様と、細くとがった箸先。

細い箸先はその形状から「鶴のくちばし」とも呼ばれていて、

とても縁起のいい長寿の箸とされています。

まさに母の日・父の日のプレゼントに最適ではないでしょうか。

私はこの若狭塗箸と出会ってからは、ずっと小浜のお店で買った若狭塗箸を使い続けています。

先ほどは「贈る側の自己満足」と書いた、「名前入り」の箸もあります。

お箸に入れられた名前なら、あまり目立たなくていいかも知れません。

 

 

 

4.現地(小浜市)に行ってみよう

 

関西や北陸にお住まいの方なら、現地に行って買うというのもおススメです。

小浜は「海のある奈良」とも呼ばれ、

国宝や重要文化財に指定された仏像や塔堂のある古刹が多くあります。

そして若狭国は「御食国(みけつくに)」と呼ばれ、塩や海産物で都の食文化を支えていました。

有名な「焼き鯖」や「小鯛の笹漬け」や、新鮮な海産物が豊富。

 

若狭塗り箸

 

現在、私たち夫婦が使っている若狭塗箸です。

買ったのは今年。コロナ禍のため、3年ぶりにやっと若狭・小浜に行けた4月23日でした。

ご覧の通り、夫婦箸ではありません。

下が私の箸なのですが、妻も男性用を使っています。

「箸匠せいわ」というお店で買いました。

20年ほど前に、このお店でカラフルな色の箸を買ったことがあります。

手にフィットするものや、手のツボを刺激する形状の「健康塗り箸」と呼ばれるものです。

買った理由は他にはない珍しいものだったからです。

この10年ほどは、写真のような若狭塗独特の模様のものを使っています。

 

箸匠せいわ

箸匠せいわ

 

 

お天気が良くなかったので暗い感じですが、上の写真が「箸匠せいわ」さんです。

ピンクの作務衣を着たお姉さんが、駐車場を出るまで見送ってくれました。

広い駐車場は閑散としていますが、コロナ禍の影響で縮小営業をされているからです。

観光シーズンの週末は、観光バスもやって来て賑わいます。

ここでは「塗り箸作り」が体験出来ます。

場所は小浜市竜前。若狭国一ノ宮、若狭彦神社と若狭姫神社の間にあります。

さらに遠敷川(おにゅうがわ)上流に向かうと、神宮寺や鵜の瀬があります。

この神宮寺と鵜の瀬は、東大寺二月堂の「お水取り」と深い関わりがあります。

二月堂の「お水取り」の「水」とは、若狭の水のことなのです。

 

   【参考】二月堂「お水取り」の水は特別な水だった

 

先ほど「健康塗り箸」のことを書きましたが、

ほかにも「箸匠せいわ」さんにはユニークな商品があります。

子供の手の形などを考慮した六角箸知能箸。

名前も入れてくれるので子供たちなら喜ぶでしょうね。

他にも納豆を混ぜるためだけの「専用棒」とか

少し長めで木地だけのバーベキュー箸等々があります。

 

 

 

 

余談ですが、箸匠せいわさんに行くならもう1か所ご紹介したい場所があります。

 

 

瓜割の滝

瓜割の滝

 

若狭町にある「瓜割の滝」です。

国道27号線を少し東に行くと「瓜割の滝 名水公園」という看板が見えてきます。

写真を見ると「これが滝?」と、思われるかも知れません。

でもこの水の流れが、たった1か所から湧き出ている水だと聞いたら驚きですよね。

この水は、写真の鳥居のあたりから湧き出ているのです。

名水百選にも選定されています。

私はいつもここのお水をたっぷりと汲んで(毎回40~60リットル)、

お茶を沸かしたりご飯を炊く水として利用します。

 

最後は「母の日・父の日」のプレゼントから話がそれてしまいましたが

若狭塗り箸のことを初めて知った方もいらっしゃると思います。

両親へのプレゼントだけでなく、

自分用のものとしても興味がわいたのではないでしょうか。

小浜で「塗り箸作り体験」が出来る場所が他にもあります。

「箸のふるさと館WAKASA」という施設。

「箸匠せいわ」さんや「箸のふるさと館WAKASA」で

自分に合ったお気に入りの箸を見つける機会があればいいですね。

 

 

 

 

 

 

 

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